カーニバルでのパート分け例
弦・歌・打楽器 [Bateria]
ヂレトール・ダ・バテリアDiretor/a da Bateria
楽器隊(バテリア)の総指揮者。曲のプロデュースから本番の指揮まで、演奏のすべてを取り仕切ります。
ショカーリョChocalho
ジングルを直線状に並べた楽器で、両手で振ることで演奏します。キレのあるサウンドとダンスのような演奏で観衆をサンバの波で包みこみます。
タンボリンTamborin
直径20cm程の小さな太鼓です。大音量の高音を高速で奏でるサンバの王様ともいわれる花形の楽器です。ほかに類を見ない独特な奏法も魅力。
アゴゴAgogo
4音階のベルで、メロディアスなサウンドとリズムを奏でます。その音色はサンバを楽しく抒情的に盛り上げます。
クイーカCuica
太鼓の革から伸びた棒をこすって音を出す楽器。叫び声のような音色で独特な魅力を曲に与える、サンバに欠かせない楽器です。
カイシャCaixa
響き線を張った小太鼓で、両手のスティックを用い奏でます。疾走感のある16分音符とアクセントが、サンバに力強い推進力を与えます。
ヘピニキRepinique
片手はスティック、もう一方は素手で奏でる中型の太鼓です。曲の始めにソロを叩いたり、多彩な音色でサンバを引っ張るリーダーのような楽器です。
スルドSurdo
おなかに響くような低音の大きな太鼓です。3パートに分かれていて、サンバの原動力である鼓動のような力強いリズムを生み出します。
カバコCavaco
ウクレレに似たブラジルの弦楽器です。4本の鉄弦をパーカッシブにかき鳴らし、サンバの曲を華やかに彩ります。
ギターGuitarra
サンバでは主に中低音を担当し曲を支える役割を担います。また曲の端々で特徴的なフレーズを入れ小粋にサンバを盛り上げます。
カントールCantor/a
歌手。歌声でサンバを表現します。浅草サンバカーニバルでは、ポルトガル語の歌に心を込めて50分間歌い続けます。
ほかにも色々outros
曲によっては上記の楽器以外も登場します。チンバウという太鼓や、トライアングル、コンガ等、テーマを表現できるよう色々な楽器を用います。
ダンサー [Dancer]
コミサン・ヂ・フレンチComissāo de Frente
パレードの先頭に位置し、”つかみ”にあたる非常に重要な位置付けのダンスグループ。ダンス要素と演劇的要素で表現する群舞パートです。
アーラ・ヂ・コムニダージAla de Comunidade
日頃バルバロスを応援して下さっている方のためのカーニバル体験パートです。数回の練習でカーニバルに楽しく参加できます。
アーラAla
揃いの衣装と振り付けで踊るダンスグループ。チームワークと迫力の群舞パートです。テーマによって複数のアーラが構成されます。
メストリサラ&ポルタバンデイラCasal
チーム旗を持って踊る男女ペア。優雅な立ち居振る舞いと溢れるチーム愛でバンデイラ(チームの旗)を紹介しながら踊ります。
ハイーニャ・ダ・バテリアRainha da Bateria
打楽器隊前で踊るソロダンサー。ダンス技術だけでなく日頃のチームへの貢献度と関係者皆に信頼され愛される人柄により任命されます。
ヂスタキ・ノ・シャオンDestaque no Chão
アーラやアレゴリア前で踊るソロダンサー。巧みなサンバステップを駆使してサンバのリズムと歌詞に込められた想いとを表現します。
バイアーナAla das Baianas
バイーアの民族衣装を模した大きなスカートでくるくる回りながら踊ります。チームに貢献してきた女性で構成される名誉あるパートです。
アーラ・ヂ・パシスタAla das Passistas
テーマを表現する揃いの衣装をまとい、巧みなサンバステップを駆使してサンバのリズムと歌詞に込められた想いとを表現します。
マランドロMalandro
素晴らしい足技のダンスで、シンボルの帽子を粋に使いながら踊る男性ダンサー。
山車 [Alegoria]
アブリアラスAbre‐Alas
一番最初に出てくる山車。これから始まるパレードの趣旨を端的に表現し、観客を物語の世界へといざないます。山車の上で踊る人をヂスタキ(Destaque)といいます。
アレゴリアCarro Alegórico
カーニバルに登場する山車。その年のパレードテーマを表現する巨大な構造物で、バルバロスではデザイン・設計から製作まですべてメンバー皆の手で造り上げます。