2007年7月26日

楽器のチューニングその2

前回、楽器チューニングについて書きました。楽器経験者、サンバ経験者の方にはおなじみの内容なのですが、このブログはいろいろな方がご覧になっているので、引き続きちょっと書かせていただきます。

チューニングの基本は「皮を均等に張る」こと。パレードで使う楽器はブラスティック製の皮を用いた楽器が多いのですが、その場合でも全面が均等に張れていないと、変な倍音が鳴ってしまいせっかくの音色が台無しです。

均等に張るためには、まず「耳」が大切です。楽器のボルト付近を軽くミュートしながら、あまり大きくない音で叩きます。どの楽器も6本~10本くらいのボルトで締めますので、その各ボルトから等距離を叩いて、すべてのボルトを同じピッチ(音程)に張ります。このときは自分の耳が判断基準。そして、ちょっときつめに張るのがポイント。

なぜかというと、一度きつめに張って均等にピッチを調整したうえで、今度は各ボルトを均等に緩めるのです。レンチがあれば、一度パンパンに皮を張った状態から、ほぼ90度戻してやる。すると、イイ感じに皮がピシッと張れます。