2009年10月7日
ブラジル映画祭に行ってきました♪
小雨の降る肌寒い火曜日、現在渋谷で行われている ブラジル映画祭2009 に行ってまいりました!
今回観た作品は以下の2つ!
ワタクシなりの感想を交えて、ご紹介します♪
ミステリー・オブ・サンバ~眠れる音源を求めて
O Mist?rio do Samba
あらすじ
ブラジルの歌姫マリーザ・モンチが、1940年代から50年代に作られ今まで録音されたことがないサンバを後世に残そうとヴェーリャ・グアルダの名曲を集め発表したアルバム『Tudo Azul』。マリーザ自身が故郷ポルテーラのヴェーリャ・グアルダを訪ねサンバの歴史を紐解いていく。ヴェーリャ・グアルダとはサンバチームを長年支えた大御所、年長者たちのこと。サンバがいかに世代を超えて受け継がれていくのかが伝わる、音楽ファン必見のドキュメンタリー。
感想
今回の映画祭で“メダマ”な作品。マリーザ・モンチの歌声の美しさ、ヴェーリャ・グアルダのおじいちゃん&おばあちゃんの温かさとかわいらしさが印象に残った。
「ヴェーリャ・グアルダ」って存在は知っていたけど、実はそんなによく知らなかった。その意味が「伝統の守護者」でポルテーラの人が最初に名乗りだした、ということをはじめて知った(バルバロスにもヴェーリャ・グアルダありますね)。
ポルテーラの偉大な作曲家たちが数多く出てきたが、その作品はどれも味わいがあり。。。なんだか即興詩人(?)みたいな感じも・・・
そして恋愛の歌が多くて、、、失恋したら悲恋や嘆きの歌、次の相手が見つかったら恋愛を思いっきり謳歌~、、ブラジル人て分かりやすくて面白いなーって思った。
「サンバは魂だ」って、なるほど~。
私は幸せ
Eu sou feliz
あらすじ
リオのファヴェーラ(スラム街)で暮らすグラフティ・アーティスト、サンバダンサー、警察官、そして家政婦―経済的な困難を抱えながらも彼らが日々幸福を感じながら生きていることを描くドキュメンタリー。ファヴェーラから生まれる文化やそこに暮らす人々の人間性に光を当てる。
感想
ファベーラの存在には以前から興味を持っていたので、私的に“メダマ”と考えていた作品。上映前に監督からのメッセージがあったが、タイトルの「私は幸せ」は撮影に協力してくれたファヴェーラの住人たちがよく口にする言葉だったらしい。
個人の努力ではどうしようもできない格差社会の底辺に生きる人たちが、ファヴェーラなんだと、、分かっていたことだけど、なお痛感した。
ただ、この映画に出ている人たちは、本当に幸せそうだった。貧しいのだろうけど、いつも希望を持って明るく慎ましく生きている。
いつかファヴェーラや格差社会はなくなるんだろうか。。
それとももっと酷くなるんだろうか。。。
いずれにせよ、不謹慎かもしれないが、ファヴェーラが魅力的に思えるのは私だけだろうか。
東京でのブラジル映画祭は9日(金)まで!!
まだ行っていない人はゼシ!!☆
By P