2008年9月2日
EMCIMA ~エンシーマ~ 上へ!
豪雨に見舞われながらの浅草サンバカーニバル、おかげさまで私たちバルバロスは優勝の栄誉をいただきました。たび重なる大雨の中にもかかわらず沿道でご声援をいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
さて、私自身にとっても今年は新しい挑戦の浅草サンバカーニバルでした。私はずーっとカイシャという打楽器を担当してきましたが、今年、そのカイシャを叩いている有志のメンバーにより【エンシーマ】という奏法のグループが結成されました。
ふつうのカイシャはストラップで楽器を肩から提げて腰~お腹あたりの位置に構えて叩きますが、エンシーマは楽器を左手に持ち、肩~胸の高さに構えて叩きます。つまり、ENCIMA(エンシーマ)とは、「上へ!」という意味なのです。
使用する楽器は同じですが、楽器の持ち方・スティックの持ち方・叩き方がかなり違います。『NORIさんもエンシーマをやりませんか!』と、エンシーマ隊の隊長から誘われたときはかなり迷いました。面白そう、だけど大変そう、それに長年やってきたカイシャの経験を一度白紙に戻して一からやる必要がある・・・
しかし!
ブラジルでは一般的なエンシーマ奏法ですが、これまで浅草サンバカーニバルに出場するチームでこのエンシーマを正式に採用したチームはありません☆ ということは、わがバルバロスのエンシーマ隊が日本で初の本格的なエンシーマ隊になるのです☆
『よーし、やってみるか!』
そして結成された7名のエンシーマ隊。本番では全員が素晴らしい演奏で、沿道のみなさまにも『あれ? あんな楽器サンバにあったっけ?』と意外性をもって楽しんでいただけたのではないかと思います。
エンシーマ・上へ!さらに高みを目指して、来年に向けて練習に励んでいきます。
NORI